愛媛県西条市小松町新屋敷の松山自動車道石鎚山サービスエリア(SA)の上り線などで、「高校生発」のパウンドケーキとコロッケが常設販売されることになり、20、21の両日、開発した高校生らが同SAの店頭に立ち、地元の食材を使った商品を売り込んだ。
 20日から販売が始まった「びわ葉パウンドケーキ」は、伊予農業高校(伊予市下吾川)が松山大や伊予市などと協力して作った。名産地・唐川地区のビワの葉の粉末を練り込んだ緑と、果肉を混ぜた黄色の2層で唐川の自然を表現。甘すぎず、しっとりとした食感になるよう工夫した。
 大洲農業高(大洲市東大洲)の生徒は、2月に八幡浜市で開かれた「第3回ご当地グルメ甲子園」で3位になり、石鎚山SAで6月から販売されている「ちゃんぽんコロッケ」をPR。そろいの調理服に身を包んだ2、3年生6人が、地元産のちくわに八幡浜ちゃんぽんの具材やミカンの皮を入れてコロッケ風に揚げ、1本でおなかを満たすボリュームがある点などをアピールした。